恐ろしいくらい

仕事以外では全く気の利かない人、旦那さん。
調べれば彼はきっと軽度の障害を持っていると思う。
ある事柄に対して何をしたら良いか、何をするべきか
相手が何を望んでいるのか、最善が何なのかが解らない、
考えない本当に本当にガッカリな人。
診察してくれたら、ああやっぱりね！と素直に納得できて
お互いに楽だなぁと思う。診断は大事。
本人も昔そんなこと言ってたしね。

生活のあらゆる場面でクセのある人だから“どこがどういう風に”と
例えるのは結構難しいけど一例を上げると、例えば人を招いて
おもてなしをするのは大好きで一生懸命に支度する癖に、いざ客人が
来ても『いらっしゃい』だとか『どうぞ座って下さい』だとか
『とりあえずお飲み物でも』とかフツーのフツーの言葉が出ない。
故に客人達は突っ立ったままどうしたら良いのやら判らずにいる(笑)

旦那さんは10年以上単身赴任で頑張ってくれているから、人を招いて
楽しんでくれるのは嬉しいんだけど、注意しても何度も繰り返す。
余りの気の利かなさに繋いだカメラ越しに見ていてストレスと怒りと
何故、そんな当たり前の常識すら何度言ってもできないのか？！と。
本当に初めの３・４回は何度注意しても改善はなし。で、酷く注意したら
関係は一気に悪化した。

でも少しは気に病んだのか、ちょっと変化したのだ。で、次に客人が来た時
に発した言葉は『どうぞ座って下さい、立たれていてもアレなんで』だ！
きっと何か言わなくちゃととっさに出た言葉なんだろうけど、笑えない。
で、酷く窘めたら『だって本当のことだからね』ときたもんだ。素直じゃない。
その人並みならぬ純粋性に比例して常識のなさも大したもんだ。